イップスてなに・・⁈
はじめに
いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。
これからもゴルフを中心に日記を綴っていきたいと思います。
ゴルフは1987年にはじめてクラブを握り、その間休憩したり、一生懸命したり怠けたり、のめり込んだりと2017年現在まで楽しく厳しく続けています。ゴルフ歴30年という節目にゴルフの魅力や楽しさをアマチュアゴルファーの視点から伝えたいと思いブログをはじめました。
おもしろおかしく読んでいただければ嬉しいです。
今回はよくゴルフの話題に出る、イップス( yips) について触れてみます。
8月のNEC軽井沢で優勝を果たした、比嘉真美子プロ。ドライバーイップスからの復活優勝!!は記憶に新しいですね。
日本女子アマ2連覇。
プロ入り後すんなり2勝をあげて日本中が期待するプロゴルファーでした。十代での優勝だったと思います。
しかし、翌年シードは守ったものの活躍は目立たず、その翌年2015年にはシードを落とします。この原因がドライバーイップスだと取り上げられています。しかし本当のことは本人しかわからないですかね。でもスランプだったことは間違いありません。
2016にはシード復活まで復調し、2017NEC軽井沢ではプレーオフの末の劇的優勝でした。僕は比嘉プロのスイングが好きなファンのひとりです。
だから、スゴク嬉しくて感動しました。
イップスとは、
「スポーツなどにおいて精神的な要因によって思い通りのプレーができなくなる運動障害であり、誰もが出会う可能性のある精神的な症状です。ゴルフ、野球だけではなく様々なスポーツやダンス、演奏などのあらゆる芸術表現等において、今までできていたにも関わらず、突然思い通りのパフォーマンスができなくなる症状です。」
※河野昭典先生著書 イップスかもしれないと思ったらまず読む本より引用
「突然できなくなる、、、。」
突然なんて、その道で生計を立てるプロ選手としては、過酷すぎますよね。
比嘉選手は克服して復活優勝を成し遂げました。がもし本当にイップスだとすれば、克服しきれているのだろうか?ファンとしては心配です。
同じく女子プロゴルファーの森田理香子選手や堀奈津佳選手なんかも「突然」、、です。阪神のエース、藤浪晋太郎投手もこの問題で注目されています。
日本を代表する大切な選手たちなので復調を願っております。公表していないだけで、スポーツ界には山ほどイップスに悩まされている選手はいると思います。スポーツ界だけではなく、ピアニストやドラマー、他の角界の方々においても苦しんでおられる人は沢山おられます。
イップスになりやすい人。
河野先生の著書によると、イップスは誰でも現れ得る症状。人の性格やタイプで出る出ないというものではない。
しかし背景などを分析していくと「思いの強い」人にその傾向が見られる。また、型をつくらないアメリカ人より、型にはめる日本人のほうが傾向が多いとも書いてあります。
日本人の場合は型に当てはめようとする思いと、身体が動かしたい「本来の動き」との間にギャップが生まれてしまう。アメリカ人はお国柄その傾向は少なく、向上心や莫大な稼げるお金に起因するケースが多いようです。
加えて年齢による脳の衰退も関係すると言われています。シニアツアーで長尺パターが多いのはその傾向を表していますよね。
やはりメンタルが動こうとする身体に影響しているのは間違いないようです。
さて、なぜ今回イップスを表題にしたかと言うと。実は僕も13年前にイップスが発症して現在も悩まされているひとりなんです。
一時期はゴルフが出来ないところまで経験した重度なイップスです。現在はまだまだ完治レベルに到達しませんが、少しずつ克服している状態です。
現在克服まっ最中の13年間ですが、友人達にもイップスだと明かさずに隠していた時期が5年程ありました。振り返るとこの5年間が本当に苦しくて、色々自分なりに調べるのですが、どんどん悪くなっていきます。この頃、誰かの体験談や些細な情報を探し求めていました。ひっそり、こっそりと。
たかがひとりのアマチュアのイップス体験談ですが、自分みたいに些細な情報を模索している誰かの参考になればと思い書くことにしました。
では次回、その奮闘記を楽しみにして下さい。
長文、拝読ありがとうございました。
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【プロフィール】
伊藤 源太
1964年生まれ
Pearl Association of Japan
一般社団法人 日本真珠協会
日本が誇る真珠ブランドの発展と世界発信に活動しています。
【ゴルフ主歴】
富山国体 三重県代表
三重県アマ男子チャンピオンズカップ 優勝
PGA中部フィランスロピーダブルス 優勝
中部社会人ゴルフ選手権 優勝
2001〜2010 地域ジュニアゴルファー育成会・地元高等学校指導など、ボランティア講師を歴任。
【SNS】
Genta Itoh